岩菅山登山スライドショー動画

岩菅山は、名実ともに志賀高原を代表する山である。

観光開発の進む志賀高原の中で、唯一聖域として、登山の対象になる山である。

岩菅山の登山道は、東館山から寺小屋峰を経由する縦走コースと一の瀬から上条用水路沿いに登るコースの二つがある。両者は、山頂直下のノッキリで一緒になる。

今回は縦走コースから岩菅山に登り、裏岩菅山まで足を延ばし、ノッキリから一の瀬に下山するルートをとった。

2007年9月20日朝、発哺からゴンドラリフトに乗り、東館山に向かう。山頂駅周辺は高山植物園になっている。

高山植物の中の石畳の道を下り、スキー場のスロープを登り返す。視界が広がり、背後に妙高山、高妻山、鳥甲山などがきれいに見える。ここから見る岩菅山は、裏岩菅山と並んで、円い頭をしている。

スキーリフトの終点から樹林帯に入り、階段道を急登すると、寺小屋山に着く。ここには、三等三角点があるが、周囲を樹林に囲まれているため、展望はない。

金山沢の頭を越えると、登山道は左にゆるやかに曲がり、展望の良い尾根に出る。

ここから、岩菅山に続く稜線は、途中いくつかのピークを連ね、小さなアップダウンを繰り返しながら、ノッキリと呼ばれる鞍部まで、高度を落としていく。時々、視界が開け、前方に岩菅山が美しい姿を見せる。この方向から見る岩菅山は三角形の男性的な姿をしていて美しい。

ノッキリで、一の瀬からの道を合わせ、山頂に向かって、つき上げることになる。きついが、見晴も良く快適な登りだ。

標高2295mの岩菅山の山頂には、一等三角点や石祠や避難小屋などがあり、横手山を盟主にする志賀高原の山並の展望がすばらしい。山頂に着いたのが11時45分。

岩菅山からゆるやかな笹原の広がる稜線を下り、小さなピークを上下しながら45分ほどで、2329mの裏岩菅山に着く。ここまで、足を伸ばす登山者は少ない。岩菅山では得られないすばらしい展望があるので、是非訪れてほしい山である。

再び、岩菅山に戻り、午後1時下山開始、ノッキリまで下る。

ノッキリから、縦走路を離れ、右に分岐する道に入る。中間点までは、ゆるやかな下りで、歩きやすい。そこから、階段道の下りが続き、やがてアライタ沢に着く。

水路沿いの水平道から、途中、小三郎小屋跡で右の分岐に入ると、あっけなく聖平の駐車場に着く。到着は午後3時10分。

今回の山行は、あらかじめ、宿の配慮で、下山口の聖平まで車を回しておくことができ大変効率的だった。

投稿者 Ryozi Honda
撮影日時 2007年9月20日



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