火打山登山スライドショー動画
2010年7月26日、前泊(25日)した高谷池ヒュッテから火打山(標高2462m)に登る。
高谷池を右から回りこみ、岩だらけの道を少し登ると、小高い台地に出る。この時期、ハクサンコザクラやイワイチョウ、アオノツガザクラのお花畑になっている。
火打山に向かって下ると、天狗の庭に着く。天狗の庭には多くの池塘があり、池塘の池に映った火打山の姿は絶景である。
池塘を抜け、ダケカンバの林を通りぬけると、目の前に鬼ケ城の茶色の断崖がそびえ立つ。岩のゴロゴロした道にはヒメシャジンなど季節の花が咲いている。
雷鳥平では、植生保護のため、ロープが張られ、草地への立ち入りが禁止されている。ハクサンコザクラやミヤマキンバイのお花畑があり、以前雷鳥の親子連れが見られた場所だ。
ハイマツの生えた平坦な尾根を進み、最後に階段状の急斜面を登りきると、火打山の山頂に着く。焼山、雨飾山、白馬連峰、高妻山、妙高山と続く大パノラマがすばらしい。
高谷池ヒュッテに戻り、妙高山への縦走路に入る。明るい尾根は、すぐに、じめじめした暗い樹林帯の道となる。茶臼山の山頂を越えると、突然視界が開け、前方に黒沢池や黒沢湿原が目に飛び込んでくる。左に八角形の屋根の黒沢ヒュッテが見える。ヒュッテのベンチで小休止して軽い昼食を取る。
ここで右に折れて、ワタスゲの咲く黒沢湿原に入る。ひろびろとした草原が果てしなく続いている。草原の左側に妙高山の外輪山(大倉山、三田原山)あり、右側には茶臼山から黒沢岳に続く山なみがある。湿原は、左から右に向け、かすかに傾いている。
湿原の末端で、黒沢の源流を渡り、富士見平まで登り返す。そこからは、往路を戻って、笹ケ峰に出る。
投稿者 Ryozi Honda
撮影日時 2010年7月26日
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